こんにちは。Joy Living Lab.石井です。
久しぶりに、先日宇都宮ヒカリ座で観た映画の感想メモ、
facebookに投稿したものを追記とともに載せておきます。
いや期待してたより面白かった!
暗くて硬くて難しい内容かなと思ってたら、随時解説や各分野の人のコメントが入り、現代から見る当時、という補助線が引かれていて親切設計でした。
三島由紀夫という人物の奇妙な魅力もたっぷりで。民兵組織を作っちゃうとかイカれてるなーと思うし思想には私は共感できないけれど、気になる存在であり続ける。
当時「全共闘」の学生だった人々がその後を生き延びて語る姿も貴重な映像です。
世界的に政治の季節だった1968-69の雰囲気が感じられ、戦場だった安田講堂の映像も印象的でした。
実は私の父はもろその世代でして、学生運動にもちょろっと関わっていたらしい。その話を興味深くヒアリングしていたこともありました。
個人的には、橋爪大三郎先生も最前線で全共闘だったんだ!とか、小熊先生のお話し聞けて嬉しい😆とか、ミーハー心も満足したり。
そして、女がまったく出てこない、ということも改めて確認した。
こうした学生運動から排除された女たちが怒り、この3年後に立ち上げたのが日本のウーマンリブで、上野千鶴子先生らを作ったのよね、、とも感慨深く見ました。
てなわけで色々心が忙しく鑑賞し、楽しめました!語りたくなる。
宇都宮ヒカリ座では10/23まで。
東京神奈川ではもう少しやっているようです。
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と、facebookに載せていました!
以下、脱線気味に追記です。
この話題に関連して、実は先日は「世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ」を観ていました。
これさー、ポスタービジュアルなんかからしても、以前ちょっと話題になったインタビュー記事の印象からしても、割とロハスでハッピーな深い哲学的話などが聞けるのでは、と軽い気持ちで観にいったのです。
が。映画ではゴリッゴリの極左活動家としての半生が語られ、その当時の生々しい映像なんかも満載でしたん。
革命を目指し、投獄され、釈放された後に政治家として活躍した時代が語られ。
生涯をともにする伴侶は「政治思想が近いってことが大切よ」と。
この二つのドキュメンタリーに共通するのは、資本主義や権威主義に反発し、「革命」を目指す若者だった人々の語りと、理想を描いて同志とともに闘った男たちの姿でした。
熱い時代だったんだよなあ。
そんな感じです。
石井