こんにちは。Joy Living Lab.石井です。
前回ブログで、宇都宮大学男女共同参画推進室 特任助教の川面充子みっちゃんを囲んでのインフォーマルな自主勉強会「みっちゃんゼミ」の存在を初めてオープンにしました!
(いや特段内緒にしていたわけではないのですが、あまりSNSなどにも載せずにおりましたね。)
その続きです。
みっちゃんゼミでは毎回、みんなで決めた課題本をみんなが読んできて、誰か1人が資料を用意してきます。
第6回目?の先日は私がレジメ作成を担当しました。
今回の課題本は
・「これからの男の子たちへ 男らしさから自由になるためのレッスン」
でした。
(なんかこの少年の横顔・・小6息子の印象に似ていて・・!)
こちらamazonのジェンダー部門で発売前から第1位になっており!話題になっていて、著者の太田さんのtwitterも普段から読ませていただくなど気になっていたので、ゼミのみなさんと相談し、課題本にしました。
内容は、「男らしさ」(本書の最重要キーワード「有害な男らしさ toxic mascurity」)の弊害によって、弱音を吐けなくて自身を追い込んでしまったり、DVや性犯罪の加害者になったりといった様々な問題が起きていることを提起しており。
そこから、有害な「男らしさ」の呪縛からこれからの男の子たちを解き放つためには何ができるか?を章ごとに様々な視点から著者と一緒に考えていく、というもの。
読んでいると、身近な男性の「男らしい」エピソードが思い起こされたり、子どもに対しての言動や環境について考えさせられたり。
また、この「男らしさ」「女らしさ」の枠が社会システムにいかに組み込まれているかもまざまざと感じさせられ、愕然としたり。
そしてまず自分が、そして子どもを含めた周囲や、みんなが、そこから自由になるにはどうしたら良いか・・などなどめまぐるしく考えて突きつけられたり。
しんどくも、前向きな気持ちになる読書体験でした。
きっと誰にとっても身近で切実で、普遍的なテーマだと感じます。
著者の太田さん自身も男子を育てる母親であり、男子を育てる親が第一に想定されていますが、女子の親も、子育てをしていない人も、みーんなに読んでもらいたい一冊でした。
さてこちらに、(誰にも求められていないが)私がみっちゃんゼミ用に作成したレジメを置いておきますね。
本文の要約ではなく、私が読んでいて印象に残った部分を抜き書きし、最後に少し感想を書いています。
読書会の当日は読み上げながら、なぜここが印象に残ったか、そこから何を考えたかなども話させてもらいました。そういう補足説明を前提にした資料なので色々と言葉足らずですが、記録のためにも置いておきます。
(ちょっとゼミっぽくワードで資料を作っています。)
レジメは以上。
(あ、A4紙をくっつけてA3で配布していてページ数書いてませんでしたね)
そうそう、この後日談として・・!
実はこの日は日曜論壇記事でお世話になっている、下野新聞の方もご参加くださったのですが。
その方が下野新聞「雷鳴抄」コーナーにこの読書会の経験を描いてくださいました!
さすが、コンパクトにかつ重要ポイントをまとめてくださっています。(お膝どうぞお大事に・・!)
そして、この記事を著者の太田さんが見つけてくださった!
太田さんのtwitter
(はしゃいでスクショし、みっちゃんゼミのみんなにお知らせしました。笑)
私たちがご著書を読んで語り合ったことを、著者の方が知ってくれたとは嬉しいです。
貴重なご縁に感謝、インターネットの技術に感謝。新聞という媒体のパワーも感じている日々でございます。
こういったテーマは時にとてもセンシティブなところに触れたり、誰かとの壁を感じてしまったり、、などにもなりがちですが、継続して学び合う仲間がいると、日常に戻っても心強く感じられるなと感謝しています。
そんな感じです!
石井由貴
キャリアを考える上で、男女共同参画の知識は必須だよね!と考えているキャリアコンサルタントによる・・
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