こんにちは。Joy Living Lab.石井です。
一昨日から、 復帰後のお悩みトップ3(石井調べ)はこれだ!をお送りしております。
昨日は、No.3、No.2までをシェアしました。
No.3はこちら
No.2はこちら
さて、今日はついにNo.1です・・・!
(ドラムロールのイメージ)
(お散歩写真シリーズ。野草がすきです)
ジャン!
No.1 これからのキャリアどうしよう問題〜
はいこちらです。
どうでしょう?あーそれかーってなった?!それともあまりピンと来なかったかしら・・。
こちら、こんな風におっしゃる方が多いです。
・当面は今の仕事を続けられるけど、このままずっとこの仕事をするイメージがわかない
・出産して価値観が変わってしまい、今やっている仕事にやりがいを感じられなくなってしまった
・今の職場の先輩ワーママが、自分の目指したい姿に思えない
・…そうかと言ってやりたいことがわからない
こういったお話は、No.3やNo.2の問題が落ち着いた頃に出てくることが多いように思います。
No.3の「お熱で呼び出し問題」は、特に復帰直後〜半年・1年後くらいの苦労であり、
No.2の「仕事と育児の中途半端感問題」に悩むのは半年〜1年半後くらいの苦労であることが多いように思います。
このNo.1「これからのキャリアどうしよう問題」は、このNo.2、No.3の「復職急性期・適応期」が落ち着いて、ちょっと先まで見通せる余裕がある意味でてきた頃にゆっくりと頭をもたげてくる場合が多いようです。
オススメの対処法:
私なりにいろんな方からお聞きしたり実践したりしてきて、オススメ!できる対処法をシェアたいと思います。
(先日の散策でみつけました)
…とはいえ、このお悩みはNo.1を張るだけあり大物でして、そう簡単に解決できるものではないです。
突き詰めると、「何が大事なのか?どう生きていくのか?」にガチンコで向き合うことになります。
一人で考えていると、同じところを堂々めぐりしてしまい、「もう転職だー!」と拙速な判断をしてしまうことがあります。
こういう時は、落ち着いて順をおって丁寧に腑分けして、一つ一つを吟味して、展望していくと良いのではと提案しています。
普段、キャリアコンサルティングで行なっていることを以下に紹介しますね。
1.何が壁なのか?を整理する
まずはこのままでは行けなくなった原因(壁)を整理してみましょう。
いろーいろな事柄が重なっていると思うので、ブワーッとまずは出したいだけ出せるといいですね。安心して話せるお友達やキャリアコンサルタントに聞いてもらうのも良いです。
「壁」には、外的な要因 ー 子どもと暮らしながら働くにはワークスタイルが厳しすぎる(長時間など)といった職場環境の問題や、逆に配慮がありすぎて残業を減らしたり時短勤務を取ることで思いがけない部署・職種の異動にあったりする(マミートラック)問題 ー があったり、
また内的な要因 ー 命を生み出し、育むという大きな経験の中で自身の価値観が大きく変わって、その仕事に愛があるのか?私がやる意味があるのか?といった違和感を見逃せなくなったり、「子どもを預けてまで」やるべき仕事か?という軸が入ることで仕事への思いが揺らいだりすること ー 、があったりするかもしれません。
(少なくともこんなブログを読んでくださるような)真面目な方は、漠然と「私の努力が足りない。忍耐が足りないのでは。わがままなんじゃないか。」などと自分を責めがちです。
でも客観的に考えれば、「もっともな理由」があったりしませんか?
まずは落ち着いてその「壁」をよくみて、「そう感じるのは、もっともなこと」と受けとめるのがスタートになります。
もしその理由が、ずっと続くものではなかったりすれば、もう少し様子をみるのもありでしょう。(例えば、上司が全く子育てに理解がない、同僚の理解がない、といった場合は、上司が移動するかもしれないし、同僚が少しずつ理解を深めてくれるかもしれません。理解してもらうにはこちらから多少のアクションが必要かもしれませんが。)
2.壁を超えてどこに行きたいのか?展望する
もし、自分がどうしてこのままではいけないと思ったのか(壁)が理解できれば、逆に何を望んでいるのか?が見えてきます。
長時間残業当たり前のワークスタイルでは望む暮らしが実現できない、と思うのであれば、家族でほぼ毎日夕飯を一緒に食べられる生活を望んでいるのかもしれない。
価値観が変わって仕事が急に苦痛になったのなら、もっと違う分野にチャレンジしてみたいのかもしれない。
…この辺りは本当に人それぞれ。
ただ、今持っている不満をひっくり返すと、自分が望んでいるもののシルエットが見えてくることがあるので、発想の転換をしてみてくださいね。
3.他の選択肢を検討する
そんなわけで、出産・復職後にキャリアチェンジをする方は結構多くいらっしゃいます。
もちろん、「出産前と同じように今の仕事にやりがいも感じられるし、色々あるけどやっていけそう。」と感じていらっしゃる方はそのままで!ぜひ突き進んでくださいね。
一方、「ここにはずっとはいられない。でもそしたらどうしよう」という思いを持っているかた。
そういう人にとっては、退職・転職や独立起業、フリーになるなどなど、働き方や業種・職種を変更することがフィットすることがあります。
もしくは「転職などまでは考えないけれど、これからしんどい道になりそうで、憂鬱」といった思いの方もいるかもしれません。
そういう人にとっては、現職にとどまりながら、新しい自分を発見できるような活動や学びを加えていくことで、現職での仕事が生き生きしてくることがあります。
検討していくと様々な選択肢が広がるあまり、定められなくなることもあります。
(そんな時も、キャリアコンサルティングを利用してください!)
もう本当に、人によって色々なケースがありすぎて一言では言えません。
一つだけ言えるのは、答えは多分すぐには出ない。ってこと。
ここでちょっと私自身の経験を話させていただくと・・・、
第一子産後に「もう長くはいられない、でもどうしよう」と悩み続けて、決意して退職するまで、5年ほど悩んでいました。
5年間の間に、それはもうもがき苦しみw、、、仕事と子育ての傍らでNPOのボランティア活動をしたり、興味あることを学んでみたり、自分なりに模索を続けていました。
その後、ずっと夢だった大学院へのチャレンジ、研究という道への方向転換を心に決めて退職してから4年ほどたちます。今はキャリアコンサルティングと研究活動をメインに過ごしています。
まだまだ途上ではありますが。
第一子の産後に絶望的な気分で「子どもが生まれたら人生観とか落ち着くかと思ってたのに」「こんないい歳してまた自分探ししてるなんてみっともない・・・」と卑屈に思っていた自分に対しては、「まあ、なんとか繋がっていくから大丈夫だよ〜」と声をかけてあげたいです。
これからどうしよう?の問いは、子どもを持つという偉業を成し遂げたあなただからこそ、新たな視点で考えられる問いです。
その時その時に、自分の心に聞いてやれることをやっていったら、時々振り返ってみてある時「こんなに遠くまで来れていた」というものなのかもしれません。
紆余曲折しながらのその道のりを、ともに楽しんで行きましょう。
(あ、その道のりを実際に伴走させていただくスタイルの継続キャリアコンサルティングも実施中!)
さて、急遽初めてみた復職からのお悩みシリーズは今回で終わりとなりました。
楽しんでいただけたなら、そして万が一、復職後の渦中にあるどなたかのお役に少しでも立てたらそんなに嬉しいことはありません。
はー、3回連続で書くことができてスッキリした〜!
今度、そんな復職の方へのエールの詰まったワークショップを宇都宮で開催します!
ここで書いたお話をより詳しく解説 & あなたの状況整理・準備のお手伝いをさせていただきます。
→終了しました。こういった話が扱えるカウンセリングは随時お受けしています。
そんな感じです。
Joy Living Lab.石井
ライフステージの変化を生き抜く女性たちにキャリアカウンセリング実施中!