こんにちは、Joy Living Lab.石井です。
3月は、もうすぐお引越しの友人を誘って、これを観ました。
『YARN 人生を彩る糸』
ビジュアルもかわいくて惹かれ、身近だけど新しいもの、あたたかなものを期待して。
題名の意味は、映画の最初にも出てきます。
yarn [jɑ́ːrn] ヤーン【名】織物や編み物に用いる糸で、天然繊維や合成繊維を紡いだもの
【動】面白い冒険談をたっぷり話し、楽しませること
編む行為のことかと思っていたら、糸のことだったのですね。
映画のなかで、糸、特に編み物で表現し、アーティストとして活動している女性たちが語ります。
なかでも印象的だったのは…
かぎ針編みのニットでゲリラ的に街を彩るヤーン・グラフィティ・アーティストであるティナの語りの中での、
「これまで、女の手仕事、実用品でアートではないと言われていた。男がやれば拍手喝采。認められにくいけど女たちのニット作品(ヤーン・グラフィティ)も立派なアート」
「今の町は、男性的な、灰色で角ばっていたりするものばかり。それを、カラフルで温かみのある町に変えていくの」
という言葉。
実際、ゲリラ的に(え、そこそんな風にしちゃって大丈夫?ていうくらい)いきなり電柱にカラフルな編み物を巻きつけてちくちくとめちゃったりして。
庶民の私は、ニットってこんな屋外に置きっ放しにしたらどんどん薄汚れていくのでは・・?なんて心配しちゃったりして。
最後の、ニットの尾ひれで人魚になって泳いでゆく映像も美しかった!
彼女たちの提案する町の姿や、ニットの可能性、カラフルな楽しさ、温かみ、女性の手仕事の価値・・・。
自分の表現を大切に発信していく女性たちの姿に励まされ、カラフルな色づかいにときめく映画でした。
そんなかんじ!
Joy Living Lab. 石井