「男も女もフェミニストでなきゃ」読書会に参加してきました。
久しぶりの上京で、
フェミな友人たちと再開を祝いつつ
東京は神田のオサレスペースへ♪原題は『We should all be feminists』
ナイジェリア出身の作家である
チママンダ・ンゴズィ・ アディーチェによるもの。
TEDトークをもとにした本です。
(アディーチェの小説!読みたい)
必ずや面白いだろうと申し込みはしたものの直前まで迷っていたのだけど、イベント前夜に夫と、このテーマで激論になり。
このタイミングで行こう、と思ったのでした。
アディーチェは「フェミニスト」の定義をこういいます。
「男性であれ女性であれ、『そう、ジェンダーについては今日だって問題があるよね、だから改善しなきゃね、もっと良くしなきゃ』という人たちです。女も男も、私たち「みんな」で良くしなければいけないのですから。」
そうなんだよね。
男らしく、女らしく、じゃなくて、
私らしく。あなたらしく。
そういう思想がフェミニズムなんです。
とてもシンプル。
男だから青、女だからピンク、じゃなくて。
(↑その延長線上に、「男は仕事、女は家庭」があるわけです)
緑でも黄色でも紫でも、誰でも自分が好きな色を選べるように、 ていう。
だけどずっと曲解され「重荷を背負わされてきた」言葉でした。
私自身も、人前でフェミニストです、と名乗ったことはなくて、
自認すること、名乗ることへの怖れさえ感じていた。
( 上野千鶴子氏に思想的にとてもお世話になっているにもかかわらず !!)
(このリボンは、このイベント用のオリジナル!すごいかわいいよね! )
でも今回よくわかったのは、
sexist(性差別主義者) でないならば、
あなたはもうfeministなんだ、てこと。
会で、LGBTアクティビストの方の言葉がこころに残っています。
「私たちは、レズビアン、ゲイ、といった言葉はもっているけれど〜イスト(ist)とか〜イズム(ism)ってもってないんです」 「だからうらやましい」「フェミニストです、ていうのが怖い、というけれど、ゲイです、とカミングアウトするよりも怖くないでしょう?」「〜イスト(ist)を大事にしてほしい」
ておっしゃってました。
ほんとにね。大事にしたい。
そしてLGBTの方たちともつながりたい。
(熱気あふれる会場。三浦まりさんのお話で最近のフェミ事情がよく理解できました)
そうそう、感動だったのが、サプライズゲストとしてこの本の翻訳者であるくぼたのぞ みさんが登場されて!
この本のタイトル、原題の『we』を「男も女も」 と訳したことへのおもいを直接伺うことができたのです。
私も、このタイトル「男も女も」に「お!」と思って購入しイベントに参加したのでした。
エマワトソンが親善大使の国連のHeforSheキャンペーンもそうだけど、男性が力になってくれたら、もっといろんなことが変わるんだろう。
日本で女として生きるってのはしんどいことがたくさんある。
そして男として生きるうえで窮屈なこともたくさんあるはず。
それをみんなで変えていこうよ、てこと。
女も男もハッピーフェミニストでなきゃ♪
(最後に全員、決意表明をガラスに貼る!)
すでにそのアクションを起こしているひとたちの熱気にややあてられながらも、静かな決意を胸に、宇都宮への帰路につきました。
主催者のみなさま、素晴らしい会をありがとうございました。
そんなかんじです。
石井